2011年5月2日月曜日

最低限のスクリプト

大まかな記事の流れ

1・キャラクターを定義
2・本文をスクリプトに移す
3・画像を登録する・使う
4・BGM/効果音

多分他のスクリプトエンジンにもある、「知っておかなければならないこと」はRen'Pyにもちゃんと存在します。
それを簡単にこの記事で説明しましょう。これに沿ってやればちゃんとできる……ハズ!

1・キャラクターを定義

まずは出て来るキャラクターを定義します。
コードは以下の通り
define コード内での名前(半角英数) = Character('表示名')

注意!
混乱を避けるため、主人公二人+ナレーターの名前は以下のように固定されています。
define f = Character('神風 史')
define h = Character('鳥羽 響')
define n = Character(' ')


2・本文をスクリプトに移す

本文内容は一度に表示される文章を以下のように書きます。
label start:

コード内での名前(半角英数) ”本文内容”

例を挙げて、ナレーターが『その時僕は不思議な感覚に襲われた』と発言したとしましょう。
コードは以下の通り。
label start:

n ”その時僕は不思議な感覚に襲われた”

3・画像を登録する・使う

Ren’Pyでは背景なり立ち絵なり画像を使用する前に登録してやる必要があります。
gameフォルダ内に画像を配置した後、以下のコードで登録しましょう。
(フォルダはゲームルートフォルダ内に作成されるgameフォルダです。script.pyがあるのと同じ場所)
image スクリプト内での呼び名 = "画像.拡張子"

です。
実際に例を挙げると、こんな感じになります。
image gakkou = "gakkou.jpg"

これをスクリプト内で表示させるにはscene、またはshowを使います。
sceneで背景、そしてshowで立ち絵その他と言った感じです。

scene(何があっても一番下になる画像を表示します)
label start:
scene gakkou
n "ここに台詞などを入れます"

show(背景の上に表示します)
label start:
show tachie1
n "ここに台詞などを入れます"

hide(showで表示した物を非表示にします)
label start:
show tachie1
n "ここに台詞などを入れます"
hide tachie1

4・BGM/効果音

BGMと効果音は先に登録しておく必要はありません。
直接スクリプトに書き込めばいいだけです。

BGMを流す
label start:
play music "bgm.mp3"

BGMを止める
label start:
stop music "bgm.mp3"

効果音を鳴らす
label start:
play sound "se.mp3"

デフォルトの設定ではBGMは延々とループされ、効果音は一度きりです。

これで一通りの解説が終わりましたので、分岐物を作りたい人は『分岐物用の知識』を、もうちょっと演出に凝りたい方は『演出周りいろいろ』を見てください。

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